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体もキッチンも整える|梅雨を賢く乗り切る旬食材のレシピ

健康 Jun 12, 2026

はじめに
梅雨の台所は、食中毒のリスクが高まる季節です。

6月に入り、じわじわと湿度と気温が上がり始める季節がやってきました。
梅雨の時期は、台所の環境が食中毒菌にとって好条件になりやすい季節です。
細菌は10〜60℃の「危険温度帯」で急速に増殖するとされており、とりわけ20〜50℃前後では増殖スピードが特に速くなります。高温多湿の梅雨は特に注意が必要な時期です(厚生労働省)。

「昨日作ったおかずを常温に出したまま…」
「冷蔵庫に入れる前に粗熱が取れていなかった」という経験は、誰にでも思い当たることがあるのではないでしょうか。
年齢を重ねると体の免疫機能も変化しやすいため食中毒への注意が大切です。

今回は、厚生労働省が推奨する食中毒予防の3原則「つけない・増やさない・やっつける」を意識した"梅雨の台所ルール"をご紹介しながら、旬の食材を使った5品のレシピをお届けします。

酢を効かせた南蛮漬けや梅サワーなど、梅雨の季節にぴったりの「酸を活かした」献立です。
安心してお料理を楽しむための知識と実践レシピを、ぜひ今日の食卓にお役立てください。

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6月のおすすめ食材
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じめじめとした梅雨の時期でも、青果売り場には初夏の恵みが並び始めます。6月は夏野菜が本格的に出そろい、魚介も旬のものが豊富に揃う季節です。
旬の食材はその時期に栄養が充実し、価格も安定していることが多いため、日常の食卓に積極的に取り入れたい時期です。

🌿 6月のおすすめ食材一覧

【野菜・香味野菜】
きゅうり/トマト/なす/ピーマン/枝豆/オクラ/いんげん/みょうが/新生姜/アスパラガス(旬の終わり)/ズッキーニ/らっきょう など

【魚介類】
アジ(マアジ)/アユ(鮎)/イサキ/スズキ/カンパチ/イワシ/イカ(スルメイカ) など

【果物】
桃(初出荷)/さくらんぼ/びわ(旬の終わり)/メロン/マンゴー(国産)/梅(青梅) など

今回ご紹介するのは、この旬食材の中からこちらの5品です。


🌿 今回使用する6月の旬食材

・ズッキーニ
5〜8月が旬の中心。カリウム・ビタミンC・β-カロテンを含む夏野菜
・アジ(マアジ)
5〜7月が旬の中心。DHA・EPA・良質なたんぱく質が豊富な青魚
・イカ(スルメイカ)
初夏から流通が増える。タウリン・良質なたんぱく質を含む魚介
・らっきょう
5〜7月が旬の中心。アリシン・水溶性食物繊維(フルクタン)を豊富に含む香味野菜
・桃
6〜8月が旬の中心。ペクチン(水溶性食物繊維)・カリウムを含む夏の果物
・梅(青梅)
5〜7月が収穫・仕込み時期。クエン酸を豊富に含む日本の伝統的な健康食材


梅雨ごはんの食中毒予防3か条

レシピに入る前に、この季節に特に大切な食中毒予防の基本をおさえておきましょう。厚生労働省は、食中毒予防の3原則として「つけない(分ける)・増やさない(冷やす)・やっつける(火を通す)」を推奨しています。梅雨の台所では、この3つを毎日の習慣にすることが大切です。

「つけない(分ける)」
生の魚・肉と野菜を扱う調理器具は分け、こまめな手洗いを徹底する。食材の使い回しにも注意する

「増やさない(冷やす)」
作った料理は粗熱を取ったら速やかに冷蔵庫へ。10〜60℃の「危険温度帯」に長く置かないことが基本。梅雨時期の常温放置は特に注意が必要

「やっつける(火を通す)」
肉・魚・イカ類は中心部まで十分に加熱する(目安:中心温度75℃・1分以上)。作り置きを食べる際も、電子レンジなどで再加熱してから食べるのが安心

この3原則を意識しながら、以下のレシピをお楽しみください。


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ズッキーニとイカのガーリック炒め
(低脂質・高たんぱく、にんにくの香りで食欲増進)
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⚫︎ 旬の食材:ズッキーニ・イカ(スルメイカ)

🌟 料理の特長
旬のズッキーニとイカをにんにくと一緒に強めの火でさっと炒め上げる一品です。加熱時間が短いため、素材のみずみずしさと食感を生かしながら、しっかり中心まで火を通すことができます。にんにくの香りが食欲をほどよく刺激し、塩分を控えめにしても満足感が得られます。梅雨時期でも食欲が落ちにくい、シンプルで作りやすい主菜です。

📊 栄養ポイント
ズッキーニ(生・100gあたり)
エネルギー約16kcal・カリウム320mg・ビタミンC約20mg・β-カロテン当量約320µg

スルメイカ(生・100gあたり)
エネルギー76kcal・たんぱく質17.9g・脂質0.8g・タウリン約350mg

※ β-カロテン当量とは、β-カロテンをはじめ複数のカロテノイドを合算した換算値です。

💚 健康メリット
イカは低脂質・高たんぱくで、胃もたれしにくい食材です。また、タウリンを豊富に含み(100gあたり約350mg)、肝機能をサポートする働きが期待されています。ズッキーニのカリウム(100gあたり320mg)は体内の余分なナトリウムの排出を助けるとされており、塩分が気になる方にも取り入れやすい組み合わせです。

🛒 材料(2人分)
- ズッキーニ 1本(約200g)
- イカ(スルメイカ) 1杯(約150〜200g、胴と足)
- にんにく 1片
- オリーブ油 大さじ1
- 塩 少々
- こしょう 少々
- 酒 大さじ1

👩‍🍳 作り方
1. ズッキーニは1cm幅の輪切り(または半月切り)にする。イカは内臓を除いて胴は1cm幅の輪切り、足は食べやすく切る。にんにくは薄切りにする。
2. フライパンにオリーブ油とにんにくを入れ、弱火で香りを出す。
3. ズッキーニを加えて中火で2〜3分炒め、軽く焼き色をつける。
4. イカを加え、酒を振り入れ、中心部まで白くなるまで(目安:中火で2〜3分)しっかり加熱する。
5. 塩・こしょうで味を整えて完成。

💡 コツ
イカは加熱しすぎると身が固くなるため、「白く変わったらすぐ止める」が目安です。ズッキーニは1cm程度の厚みを保つことで、加熱後もほどよい食感が残ります。にんにくは焦がさないよう弱火でじっくり香りを出すと、全体的に風味豊かに仕上がります。


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アジの南蛮漬け
(酢の力で保存性アップ・DHA・EPAも摂れる梅雨の定番おかず)
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⚫︎ 旬の食材:アジ(マアジ)

🌟 料理の特長
揚げたアジを甘酢に漬け込む「南蛮漬け」は、梅雨の時期にぴったりの一品です。酢(酢酸)には食品の酸性度を高め、細菌の増殖を抑える効果があります。しっかり揚げた後に、熱いうちに漬け込むことで衛生面にも配慮できます。冷蔵保存で2〜3日を目安にお召し上がりください。冷えると味がなじんでさらに美味しくなります。

📊 栄養ポイント
マアジ(生・皮つき・100gあたり)
エネルギー126kcal・たんぱく質19.7g・脂質4.5g・不飽和脂肪酸、約2.27g、うち多価不飽和脂肪酸(DHA・EPAを含む)約1.22g

酢(酢酸)
漬け込み液のpHを下げ、細菌の増殖を抑える効果があります

💚 健康メリット
アジはDHA・EPAを含む青魚の代表格で、血中の中性脂肪や血液の流れに働きかけることが知られています(農林水産省・厚生労働省)。たんぱく質(100gあたり約19.7g)は筋肉の維持に役立ち、加齢による筋肉量の低下が気になる50〜70代の方に特に取り入れやすい食材です。南蛮漬けにすることで、揚げた後も酢の酸味によってさっぱりと食べやすく仕上がります。

🛒 材料(2人分)
- アジ(小〜中サイズ) 2尾(下処理済み、または小アジ4〜6尾)
- 片栗粉 大さじ2〜3
- 揚げ油 適量
- 玉ねぎ 1/4個(薄切り)
- ピーマン 1個(細切り)
- にんじん 1/4本(千切り)

【南蛮酢】
- 酢 大さじ3
- しょうゆ 大さじ2
- みりん 大さじ2
- 砂糖 大さじ1
- 水 大さじ2
- 鷹の爪(輪切り) 少々

👩‍🍳 作り方
1. 南蛮酢の材料を小鍋に合わせ、一度沸騰させてアルコールを飛ばし、粗熱を取る。
2. アジはキッチンペーパーで水気をよく拭き取り、片栗粉を全体にまぶす。
3. 170〜180℃の油で中心まで火が通るようにしっかりと揚げる(目安:小アジで3〜4分)。揚げ色がしっかりつくまで揚げる。
4. 揚げたてを熱いうちに南蛮酢に漬け込む。玉ねぎ、ピーマン、にんじんも一緒に漬ける。
5. 粗熱が取れたら冷蔵庫へ入れ、30分以上漬け込んで完成。

💡 コツ
揚げたアジは必ず熱いうちに南蛮酢に漬け込むことがポイントです。熱いまま漬けることで酢の殺菌効果が働きやすくなります。粗熱が取れたら速やかに冷蔵庫へ移し、常温に長く置かないことが食中毒予防の基本です。保存は冷蔵庫で2〜3日を目安にしてください。


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らっきょう入り鶏つくねの甘辛たれ焼き
(高たんぱく・食物繊維入り、食べやすいつくね)
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⚫︎ 旬の食材:らっきょう

🌟 料理の特長
鶏ひき肉のつくねに刻んだらっきょうを混ぜ込むことで、シャキシャキとした食感と独特の風味がアクセントになります。甘辛いたれでこんがりと焼き上げることで、やわらかいつくねに食べ応えが生まれます。焼き上げた後は、中心部が白くなり、串を刺して透明な肉汁が出るまでしっかり加熱することが大切です。梅雨時期は作った当日〜翌日を目安に冷蔵保存でお召し上がりください。

📊 栄養ポイント
鶏ひき肉(もも・2人分・約180g)
たんぱく質約30〜32gが摂れる目安。良質なたんぱく質を手軽に補給できる

らっきょう
水溶性食物繊維(フルクタン)を豊富に含み、腸内細菌のエサ(プレバイオティクス)として機能するとされています。また、アリシン(硫化アリル)を含み、ビタミンB1の吸収をサポートする働きが知られています

💚 健康メリット
鶏ひき肉は良質なたんぱく質を手軽に摂れる食材で、筋肉の維持・補修に役立ちます。らっきょうのフルクタン(水溶性食物繊維)は腸内のビフィズス菌など善玉菌を増やす働きが報告されており、腸内環境の改善に期待されています。アリシンはビタミンB1と結びついて「アリチアミン」を形成し、糖質からのエネルギー産生をサポートします。

🛒 材料(2人分)
- 鶏ひき肉(もも) 180g
- らっきょう(漬け・または生) 4〜6粒(粗みじん切り)
- 長ねぎ 1/4本(みじん切り)
- しょうが 小さじ1(すりおろし)
- 片栗粉 大さじ1
- 塩 少々
- ごま油 小さじ1/2

【甘辛たれ】
- しょうゆ 大さじ1と1/2
- みりん 大さじ1と1/2
- 砂糖 小さじ1
- 酒 大さじ1

👩‍🍳 作り方
1. 鶏ひき肉・らっきょう・長ねぎ・しょうが・片栗粉・塩をよく混ぜ合わせ、タネを作る。
2. タネを6〜8等分にして、手に油(分量外)をつけて小判形に成形する。
3. フライパンにごま油を熱し、つくねを並べ入れて蓋をし、中火で3分焼く。
4. 裏返して再び蓋をし、弱めの中火でさらに3〜4分焼く。串を刺して透明な肉汁が出るまで(ピンク色の汁が出る場合は加熱を続ける)しっかり中まで火を通す。
5. 合わせたたれを加え、全体に絡めながら照りが出るまで加熱して完成。

💡 コツ
つくねは蓋をして「蒸し焼き」にすることで、中まで均一に火が通りやすくなります。成形時に小さめに均一な大きさに整えると、加熱ムラを防ぎやすくなります。作り置きして冷蔵保存したものを食べる際は、梅雨時期は特に食べる直前に電子レンジや小鍋で中心までしっかり再加熱してからお召し上がりください。冷蔵保存の目安は2〜3日以内です。


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桃とトマトのマリネ
(ペクチン・リコピン・カリウムをさっぱりと)
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⚫︎ 旬の食材:桃・トマト

🌟 料理の特長
初夏から夏にかけて旬を迎える桃と、通年手に入るトマトを組み合わせたフレッシュマリネです。オリーブ油と酢(またはレモン汁)で和えるだけで完成し、火を使わないため台所が暑くなりにくい点も梅雨から夏にかけて嬉しいレシピです。甘みのある桃とトマトの旨みが合わさった、見た目にも鮮やかな前菜・副菜です。作ったらすぐに冷蔵庫に入れ、当日中を目安にお召し上がりください。

📊 栄養ポイント
桃(白肉種・生・100gあたり)
エネルギー約38kcal・カリウム180mg・水溶性食物繊維(ペクチンを含む)・糖質は100gあたり約9g

トマト(生・100gあたり)
リコピン(カロテノイドの一種)・ビタミンC・カリウムを含む。リコピンはオリーブ油などの脂質と一緒に摂ることで吸収されやすくなるとされています(農林水産省資料)

💚 健康メリット
桃に含まれるペクチン(水溶性食物繊維)は、腸内環境の改善や食後の血糖値の急上昇を緩やかにする働きが期待されています。トマトのリコピンはオリーブ油と合わせることで吸収が高まるとされており、マリネという調理法は理にかなった食べ方です。どちらもカリウムを含むため、塩分過多が気になる方の食卓に取り入れやすい組み合わせです。

🛒 材料(2人分)
- 桃 1個(約200g)
- トマト(中) 1個(約150g)
- オリーブ油 大さじ1
- 酢(またはレモン汁) 小さじ2
- 塩 少々
- こしょう 少々
- バジル(またはミント) お好みで

👩‍🍳 作り方
1. 桃は皮をむき、種を除いて一口大に切る。トマトも一口大に切る。
2. ボウルにオリーブ油・酢(またはレモン汁)・塩・こしょうを合わせてよく混ぜる。
3. 桃とトマトを加えてやさしく和える。
4. すぐに冷蔵庫に入れ、10〜15分冷やして味をなじませてから器に盛り、バジルやミントを飾って完成。

💡 コツ
桃は切ってから時間が経つと変色しやすいため、食べる直前に仕上げるのが理想です。酢またはレモン汁をマリネ液に加えることで変色を防ぎやすくなります。このレシピは加熱しないため、食材の鮮度が特に重要です。桃・トマトともに、使う直前まで冷蔵庫で保管してください。


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ドリンク・お酢で作る梅サワー
(クエン酸・酢酸の力で、暑い季節の体をサポート)
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※こちらはアルコールを含まない、青梅とお酢で作るソフトドリンクの仕込みレシピです。

⚫︎ 旬の食材:青梅

🌟 料理の特長
青梅・砂糖・お酢を瓶に入れるだけで仕込める梅サワーシロップです。水や炭酸水で割って飲みます。酢と砂糖が梅のクエン酸を引き出し、さっぱりとした酸味と自然な甘みのバランスが楽しめます。梅雨の蒸し暑さで食欲が落ちやすい時期に、食事の前後に取り入れやすい一杯です。

📊 栄養ポイント
梅のクエン酸
梅に豊富に含まれるクエン酸は、エネルギーを産生する「クエン酸回路」を円滑にする働きがあるとされています。疲労の蓄積を和らげる効果が期待されています

酢(酢酸)
酢酸はクエン酸回路に組み込まれ、エネルギー代謝に関わることが知られています。また、食品のpHを下げることで保存性を高める効果もあります

💚 健康メリット
梅のクエン酸と酢の酢酸は、体内のエネルギー代謝をサポートし、夏の疲れを感じやすい時期の体をやさしく助けてくれます。砂糖の量を調整できるため、血糖値が気になる方は甘さを控えめにアレンジすることも可能です。水や炭酸水で割ることで、水分補給にもなります。

🛒 材料(作りやすい分量・仕込み用)
- 青梅 500g
- 砂糖(氷砂糖または上白糖) 500g
- 酢(米酢、りんご酢、黒酢など、いずれかのお好みのお酢) 300〜500ml
- 清潔な保存瓶(煮沸消毒済み) 2L容量以上のもの

👩‍🍳 作り方
1. 青梅はよく洗い、竹串などでヘタ(なり口)を丁寧に取り除く。水に1〜2時間浸してアク抜きをする(青く硬い実の場合)。
2. しっかり水気を拭き取る(水気が残ると雑菌が増えやすくなるため丁寧に)。
3. 煮沸消毒した清潔な保存瓶に、梅・砂糖・酢を入れる。
4. 冷暗所または冷蔵庫に置き、1日1回瓶を揺すって梅と砂糖をなじませる。
5. 仕込みから2〜3週間ほどで梅の実がしぼみ、エキスがしっかり出てきたら完成の目安です。
砂糖が溶け始めてシロップが上がってくるのは7〜10日前後ですが、梅の風味が十分に出るのはその後です。
氷砂糖を使った場合は特に時間がかかるため、焦らず様子を見ながら待ちましょう。梅の実がしわしわに縮んでいれば、エキスが十分に出たサインです。
完成したら梅は取り出して冷蔵保存する。
※なお、事前に青梅を冷凍してから仕込む場合は、細胞が壊れてエキスが出やすいため、約2週間で完成します。
6. 飲むときは、シロップ1に対して水または炭酸水4〜5の割合で薄める。

💡 コツ
青梅は丸ごと漬け込みます。種を割ったり傷つけたりしないよう、ていねいに扱ってください。また、大きな保存瓶で鍋に入りきらず、煮沸消毒が難しい場合は、ドラッグストアなどで手に入る食品用(キッチン用)アルコールスプレー(エタノール濃度70〜80%)を瓶の内側にまんべんなく噴霧し、逆さにして自然乾燥させる方法がおすすめです。ふきんで拭かずに乾かすことで、拭き取り時の雑菌の付着を防げます。より安心したい場合は、50℃→90℃と段階的に温めた熱湯消毒をした後、仕上げにアルコールスプレーをプラスする「合わせ技」も効果的です。なお、ホワイトリカーなど度数35度前後のアルコールは消毒力が低いため、食品用消毒アルコールの代用にはなりません。

お酢の量はお好みで調整できます。
お酢を多め(500ml)にするとサワーらしいさっぱりとした酸味が際立ち、少なめ(300ml)にすると梅の甘みが前面に出た仕上がりになります。

梅の実は、砂糖が完全に溶けてシロップが出来上がったら取り出してください。
取り出さずにそのままにしておくと、
①梅の渋みがシロップに移って味が落ちる
②酵母による発酵が進んでアルコール化する
③カビが発生しやすくなる
という3つのリスクがあります。
「梅酒」は、高濃度のアルコールが殺菌の役割を果たすため梅を入れっぱなしにできますが、ノンアルコールの梅サワーは同じように扱えない点にご注意ください。

完成したシロップは梅の実を取り出し、直射日光を避けた涼しい冷暗所(15〜25℃程度)であれば常温で約1年保存できます。
冷蔵庫で保存する場合は、それよりさらに長く保存できます。

ただし、梅雨〜真夏など室温が高くなりやすい時期や、冷暗所の確保が難しい場合は冷蔵庫での保存をおすすめします。
梅の実も取り出した後は冷蔵庫で保管し、早めにお使いください。

取り出した梅の実の活用

梅サワーから取り出した梅の実は、すでに砂糖と酢でしっかり風味が染み込んでいるため、そのまま捨てるのはとても、もったいないです。

<取り出した梅の実の活用方法の一例>
1. 梅ジャム(最もシンプルで人気)
2. 梅の甘露煮(上品なデザートに)
3. 梅入り鶏手羽元の甘辛煮(おかずに活用)

取り出した梅の実は、甘みと酸味のバランスが絶妙で、デザート系・おかず系・ドリンク系とさまざまな用途に使えます。

<すぐに使わない場合>
取り出した梅の実は、水気をしっかり拭き取ってから密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存してください。目安は1〜2週間ですが、消毒した清潔な瓶に入れれば数週間〜2〜3ヶ月持つ場合もあります。すぐに使えない場合や多めに仕込んだ場合は、小分けにしてラップで包み冷凍保存する方法も有効です(目安:1〜2ヶ月)。冷蔵中も発酵が進むことがあるため、変色・異臭・ぬめりが出たら使用を中止してください。


まとめ

6月の旬食材—ズッキーニ・アジ・イカ・らっきょう・桃・梅—は、それぞれに異なる栄養素を持ちながら、5品合わせることで「たんぱく質」「DHA・EPA」「水溶性食物繊維」「クエン酸」「カリウム」をバランスよく摂れる組み合わせになっています。

とくにこの時期は、酢・梅・レモン汁などの「酸」を調理に取り入れることが、美味しさと食中毒予防の両面で役立ちます。難しいことは何もありません。「作ったらすぐ冷やす」「中心まで火を通す」「使う器具を分ける」という日々の積み重ねが、この季節の食卓の安心につながります。旬の食材のおいしさを楽しみながら、梅雨の季節を元気に乗り切りましょう。


【注意事項】
本記事に記載の栄養数値および健康情報は、文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」・厚生労働省・農林水産省など公的機関および信頼できる情報源に基づいています。特定の疾病の診断・治療・予防を目的とするものではなく、特定の食品・レシピが疾病の予防や治療に効果があることを示すものでもありません。

持病をお持ちの方・お薬を服用中の方・食物アレルギーのある方は、実践前に医師・管理栄養士にご相談ください。食中毒予防に関する情報は厚生労働省のガイドラインに基づいていますが、調理・保存状況によって安全性は異なります。ご自身の判断と責任のもと、適切な衛生管理を行ってください。

【青梅に関する注意】
青梅(未熟な果実)にはシアン化合物(アミグダリンなど)が含まれており、生のまま大量に食べることは危険です。特に種の内部(仁)には果肉の10〜20倍ものアミグダリンが含まれているため、仕込みの際は梅を丸ごと使用し、種を割ったり傷つけたりしないようご注意ください。また、取り出した梅の実を食べる際は、必ず種を取り除いてから召し上がってください。梅干しや梅酒・梅サワーシロップなど加工・熟成することによりアミグダリンは大幅に減少しますが、仕込み中・完成後いずれも子どもの手の届かない場所で保管してください。


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雨の日、歩けない日こそ差がつく|転倒予防のための3分バランス習慣
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