冬の電気代・ガス代を月3,000円削減!今すぐできる7つの節約術
Jan 13, 2026
前回は、固定費の見直し方法をご紹介しました。
今回は、冬本番を迎えた今こそ実践したい、電気代・ガス代の節約術をお届けします。
2026年1月の電気・ガス料金支援について
2026年1〜3月の期間、政府による電気・ガス料金の支援が実施されています。
一般家庭では、電気は1月・2月が月1,575円程度(350kWh使用の場合)、ガスは月450〜540円程度の補助が見込まれます。
ただし、この補助に加えて、ご自身での節約努力を組み合わせることで、さらに大きな削減効果が期待できます。
冬の光熱費は高くなる
総務省の家計調査(2024年)によると、電気代は冬場に大きく跳ね上がります。
一人暮らしの場合
1〜3月が平均9,295円に対し、4〜6月は5,839円と、冬場は約3,456円も高くなります。
4人家族の場合
1〜3月が平均14,092円に対し、4〜6月は11,850円と、冬場は約2,242円高くなります。
これは暖房費の影響が大きいためです。
世帯人数が多いほど、暖房を使う時間や部屋数が増え、電気代の負担も大きくなります。
それでは、具体的な節約術を見ていきましょう。

【電気代の節約術】
①エアコン暖房の設定温度を見直す(月約500〜800円の削減が期待できる)
⚫︎具体的な方法
環境省は暖房時の室温目安を20℃に推奨しています。経済産業省資源エネルギー庁によると、エアコンの暖房設定温度を1℃下げるだけで、約10%の消費電力削減が見込めます。
設定温度21℃から20℃に下げた場合、年間約1,650円(月約140円)の削減効果が期待できるとされています。
⚫︎快適に過ごすコツ
・厚手の靴下やルームシューズを着用する
・ひざ掛けやブランケットを活用する
・首元を温めるネックウォーマーを使う
体感温度を下げずに設定温度を下げることが、無理なく続けるポイントです。

②エアコンのフィルターを清掃する(年間約990円の削減が期待できる)
⚫︎具体的な方法
資源エネルギー庁の試算では、フィルターを月に1〜2回清掃することで、年間約990円(月約80円)の電気代削減効果が期待できるとされています。
⚫︎清掃の手順
1.エアコンのフィルターを取り外す
2.掃除機でホコリを吸い取る
3.汚れがひどい場合は水洗いする
4.完全に乾かしてから取り付ける
月2回、10分程度の作業で済みます。
③使わない時間帯は電源を切る(月約1,260円の削減が期待できる)
⚫︎具体的な方法
東京電力のデータによると、暖房を1日1時間短縮した場合(設定温度20℃)、年間約1,260円(月約105円)の削減効果が期待できるとされています。
⚫︎実践のコツ
・外出30分前にはエアコンを切る(余熱が残っている)
・就寝30分前には切る(布団に入れば不要)
・短時間の外出ならつけっぱなしの方が良い場合も
④サーキュレーターで暖気を循環させる(月約200〜300円の削減が期待できる)
⚫︎具体的な方法
暖かい空気は上に溜まります。
サーキュレーターを天井に向けて回すことで、部屋全体に暖気を循環させ、効率的に暖房できます。
エアコンの設定温度を1〜2℃下げても快適に過ごせるため、電気代の削減につながります。
【ガス代の節約術】
⑤お風呂の追い焚き回数を減らす(月約2,000〜3,700円の削減が期待できる)
⚫︎現状の確認
追い焚き1回にかかるガス代の目安は、条件によって異なります。
お湯が20℃まで冷めた場合(約2時間放置)
都市ガス:約70円
プロパンガス:約125円
軽度の追い焚き(数度の温度低下)
都市ガス:約15〜30円
プロパンガス:約35〜60円
毎日追い焚きをする場合、月々のガス代がかさむため、追い焚き回数を減らすことが重要です。
⚫︎具体的な方法
・家族がいる場合、間隔を空けずに連続で入浴する
・お風呂の蓋をこまめに閉める
・保温シートを活用する
・入浴時間を決めて、その時間に合わせて沸かす
追い焚き回数を半分に減らせれば、月1,000〜1,800円程度の削減が見込めます。
⑥シャワーの使用時間を短縮する(月約170円の削減が期待できる)
⚫︎具体的な方法
資源エネルギー庁によると、シャワーを1日1分間短縮すると、1世帯で年間約2,070円の削減効果が期待できるとされています。
4人家族でそれぞれが1分ずつ短縮すれば、さらに大きな効果が見込めます。
⚫︎実践のコツ
・シャワーを出しっぱなしにせず、こまめに止める
・体を洗っている間は止める
・洗髪中も止める習慣をつける
1人あたり1日1分短縮するだけで、年間約2,070円の削減につながります。
⑦給湯温度の設定を見直す(月約200〜400円の削減が期待できる)
⚫︎具体的な方法
給湯器の設定温度を1℃下げることで、ガスの消費量を削減できます。東京ガスによると、200Lのお湯を沸かす際に設定温度を1℃上げると、ガス代が約4円高くなります。
⚫︎推奨設定温度
お風呂:40〜41℃(42℃以上は不要)
キッチン・洗面所:38〜40℃
毎日の入浴で1℃下げると月約120円、キッチンや洗面所での使用も含めると、月約200〜400円の削減が見込めます。必要以上に高温に設定していないか、確認してみましょう。

【7つの節約術の合計効果】
項目:月間削減額(目安)
①エアコン設定温度:約140〜500円
②フィルター清掃:約80円
③使用時間短縮:約105〜300円
④サーキュレーター:約200〜300円
⑤追い焚き削減:約1,000〜1,800円
⑥シャワー時間短縮:約170〜400円
⑦給湯温度見直し:約200〜400円
合計 約1,895〜3,780円
すべてを実践すれば、月約1,900〜3,800円、年間約2.3万〜4.6万円の削減が見込める可能性があります。
無理なく続けるためのポイント
できることから始める
7つすべてを一度に始める必要はありません。まずは、ご自身ができそうなものから1〜2つ選んで始めてみましょう。
家族で共有する
節約の目的や目標額を家族で共有すると、協力が得やすくなります。
効果を確認する
前月との比較で、どのくらい削減できたか確認すると、モチベーションの維持につながります。

削減できた光熱費の活用方法
削減できた費用を、どのように活用するか考えてみましょう。
・春の旅行資金に
・将来に向けた貯蓄に
・家族との外食に
・趣味や学びに
目的を持つことが、継続の原動力になります。
まとめ
冬の光熱費は暖房によって大きく跳ね上がりますが、今回ご紹介した7つの節約術を実践することで、月々2,000〜3,800円程度の削減が期待できます。
政府の支援策と合わせれば、この冬の光熱費負担を大きく軽減できるでしょう。
「月に数千円程度なら、わざわざ手間をかけるほどでもない」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、「一円を笑う者は一円に泣く」という諺があるように、小さな積み重ねこそが、やがて大きな違いを生み出します。
年間で考えれば2〜5万円、10年続ければ20〜50万円。これは決して小さな金額ではありません。さらに、節約習慣を身につけることで、お金に対する意識が変わり、他の支出も見直すきっかけになります。
また、省エネ行動は家計だけでなく、地球環境にも優しい取り組みです。一人ひとりの小さな行動が、CO2削減という大きな目標につながっています。
「塵も積もれば山となる」今日から始める小さな一歩が、あなたの未来の家計を守ります。まずはできることから、一つずつ試してみませんか。
※注意事項
本記事の数値は、経済産業省資源エネルギー庁「省エネポータルサイト」、東京電力「でんきの省エネ術」、環境省「家庭部門のCO2排出実態統計調査」、総務省統計局「家計調査(2024年)」等の公的データに基づいています。
実際の削減額は、ご家庭の使用状況、契約プラン、地域、ガスの種類(都市ガス・プロパンガス)により異なります。あくまで目安としてご参考ください。
<節約シリーズ 前回の記事>
新年こそ家計リセット!固定費を年10万円削減する3つの見直しポイント
https://link-113a.mykajabi.com/blog/10-3