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通勤・移動費を月5,000円削減!交通費の見直しポイント

節約 Mar 17, 2026

あなたの交通費、本当に"最適"ですか?

総務省の家計調査(2024年)によると、2人以上世帯の月平均「交通費」は5,328円、「交通・通信費」全体では41,731円にのぼります。
この数字は全国平均ですが、通勤や通院、買い物などで移動が多い中高年層にとって、交通費は見直しの余地が大きい支出のひとつです。

2026年3月14日にはJR東日本・西武鉄道・東京メトロをはじめ複数の鉄道・バス会社が運賃改定を実施しました。
平均改定率はJR東日本で約7.1%(通勤定期は12.0%)。

月額定期券が800〜1,000円程度上昇し、年間では約1万円超の負担増になるケースもあります。

こうした値上げの波を受けながらも「知っているかどうか」だけで、月5,000円前後の差がつく方法があります。
今回は首都圏だけでなく、大阪・名古屋・福岡など全国主要都市でも使えるポイントをまとめました。


ポイント① 定期券の"元取り計算"を見直す

定期券が本当にお得かどうかは、1か月に何回乗るかで決まります。
一般的に、1か月定期券の損益分岐点は月16〜18往復(片道8〜9回)程度です。
週5日フルタイム勤務なら問題ありませんが、週3〜4回しか通勤しない場合や、在宅勤務・フレックスを活用している場合は、ICカードで都度払いした方が安くなる可能性があります。

<チェックポイント>
・月の出勤日数を数えてみる(有給・在宅含む)
・定期券の月額 ÷ 片道運賃 ÷ 2 = 損益分岐の乗車回数
・その回数より少ない月が続くなら、定期解約も選択肢に


ポイント② オフピーク定期券で15%割引(JR東日本)

JR東日本が提供する「オフピーク定期券」は、通常の通勤定期券に比べて約15%割安です。
平日ピーク時間帯(9時台前後)を避けて乗車する方が対象で、ライフスタイルが柔軟な中高年層には特に有効です。
さらに、2026年3月14日〜2027年3月31日の期間限定で、JRE POINTの還元率が通常の5%から10%に倍増するキャンペーンが実施されています。
オフピーク定期券購入時の還元額が増え(※通常の通勤定期券は対象外)、 実質的な割引効果がさらに高まります。


ポイント③ ICカードのポイント還元を最大活用

交通系ICカードを使って移動するだけでポイントが貯まる仕組みは、各地で整備されています。

⚫︎首都圏:Suica(モバイル)
50円ごとに1ポイント(約2%相当)

⚫︎関西:ICOCA
WESTER ポイント付与(路線・キャンペーンにより変動)

⚫︎中部:manaca
名古屋市交通局の乗継割引(バス⇔地下鉄で80円引き)

⚫︎九州:SUGOCA(JR九州)
2026年2月2日〜3月22日「SUGOCAでお出かけキャンペーン」で200円につき最大20ポイント(JR九州Web会員のおまとめ登録が条件)

<注意>
ポイント還元率はカードの種類・利用方法・キャンペーン期間によって異なります。各ICカード公式サイトで最新情報をご確認ください。
クレジットカードからのチャージを活用すると、カード側のポイントも同時に獲得できる場合があります。
ただし、チャージ方法によっては対象外になるカードもあるため、事前の確認が必要です。


ポイント④ 年齢別の割引・優待制度を活用する

50〜70代には、知らないと損する年齢別割引がいくつか存在します。
以下は主要都市の例です。

⚫︎東京都:シルバーパス(70歳以上)
東京都在住の70歳以上を対象にした乗車証。都営交通(地下鉄・バス)および民営バス(共同運行含む)で利用可能。年収によって負担額が異なります。

⚫︎大阪市:敬老優待乗車証(70歳以上)
大阪市在住の70歳以上が対象で、大阪メトロ・市バスが1回50円で利用可能。
なお、Osaka Metroでは2025年10月14日から、70歳以上を対象とした期間限定の「1日乗車券シニア」(敬老優待乗車証とは別のサービス)も発売されています。

⚫︎名古屋市:福祉乗車券・割引制度
名古屋市交通局ではmanacaを利用した各種割引制度を整備。バスと地下鉄の乗り継ぎ時に80円引きとなる「乗継割引」は多くの市民が活用しています。

⚫︎福岡市・九州エリア:SUGOCAキャンペーン
JR九州では「SUGOCAでお出かけキャンペーン(2026年2月2日〜3月22日)」を実施。
JR九州Web会員IDへのおまとめ登録済みのSUGOCAで乗車すると、運賃200円につき最大20ポイントを付与。
普段から九州内を移動する方には見逃せない特典です。

65〜70歳前後の方へ:民間バス会社の割引も確認を
京成バスグループの「ゴールドパス(70歳以上向け)」など、民間事業者独自のシルバー向け定期や割引カードを提供しているケースも。
居住地の路線バス会社の公式サイトを一度確認することをおすすめします。


ポイント⑤ 自転車通勤で「非課税通勤手当」を活用(在職中の方へ)

まだ現役で働いている50代の方には、自転車通勤も有効な手段です。

片道2km以上の自転車通勤には、非課税の通勤手当が会社から支給されるケースがあります。非課税限度額は片道の通勤距離に応じて異なり、2km以上10km未満は月4,200円、10km以上15km未満は月7,300円、以降距離に応じて段階的に増額、55km以上で月38,700円が上限です(国税庁 No.2585)。
なお、月15万円の非課税上限は電車・バスなど公共交通機関利用者に適用されるものであり、自転車通勤には適用されません。また、徒歩通勤は非課税通勤手当の対象外です。

電車・バスを使わなくなった分の交通費がそのまま節約になるうえ、健康面でのメリットもあります。
ただし、自転車通勤は職場の就業規則や安全基準の確認が必要です。

見落としがちな「盲点」支出
・退職後も旧定期を継続している: 定期の必要な乗車回数が減っているのに更新し続けているケース
・習慣的な特急・グリーン車利用: 急がない移動での特急料金・グリーン料金は積み重なると大きな出費に
・タクシーの多用: 近距離移動のタクシー利用が積み重なるケース。代替手段(バス・自転車・電動キックボードのシェアリング等)を検討する余地あり


まとめ

✅ 今月の乗車回数を数え、定期券の損益分岐を確認する
計算してみると、定期券不要だったというケースが意外に多いものです。

✅ ICカードとポイントを正しく設定する
チャージ方法やポイント連携を一度見直すだけで、年間数千円〜1万円超のポイントが貯まることもあります。

✅ 70歳以上の方は自治体割引制度を即確認
シルバーパス・敬老優待乗車証など、地域によって内容が大きく異なります。
まだ申請していない場合は早めの確認を。

交通費の見直しは、一度手を入れると毎月自動的に節約効果が続くのが大きなメリットです。
ぜひこの機会に点検してみてください。


【注意事項】
本記事の情報は2026年3月時点のものです。
運賃・制度・キャンペーン内容は変更される場合がありますので、最新情報は各公式サイトでご確認ください。
本記事は特定の商品・サービスの勧誘を目的とするものではありません。


<節約シリーズ 前回の記事>
新年度直前!4月からの支出増加に備える"家計の防衛術"
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