そうめんだけで終わらせない|夏野菜×たんぱく質の昼ごはん
Jul 10, 2026
はじめに
暑さが本格化してくると、昼ごはんはつい「そうめんだけ」で済ませてしまいがちではないでしょうか。のどごしがよく、手軽に食べられるそうめんは夏の定番ですが、炭水化物に偏りすぎると、午後の体の疲れや物足りなさを感じやすくなることがあります。
年齢を重ねるほど、筋肉の維持や体力の回復には、たんぱく質を意識的に摂ることが大切です。
今回ご紹介するのは、7月の旬食材を活かした4品のレシピです。
夏野菜のみずみずしさと、肉・魚・豆腐などのたんぱく質を上手に組み合わせ、昼ごはんをもう少しだけ「整えた一食」に変えてみましょう。難しい調理や特別な食材は必要ありません。旬の食材が持つ自然な風味を生かした、シンプルで美味しいレシピばかりです。
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7月のおすすめ食材一覧
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7月は、夏野菜が最盛期を迎え、魚介も旬のものが豊富に揃う季節です。青果売り場や鮮魚コーナーには、夏ならではの食材が色鮮やかに並びます。旬の食材はその時期に栄養が充実し、価格も安定していることが多いため、日常の食卓に積極的に取り入れたい季節です。
🌿 7月のおすすめ食材一覧
【野菜・香味野菜】
トマト/ズッキーニ/オクラ/なす/ピーマン/きゅうり/みょうが/しそ/枝豆/きゅうり/とうもろこし など
【魚介類】
スズキ/アジ(マアジ)/イサキ/タコ/スルメイカ/アワビ/イワガキ/シジミ など
【果物】
いちじく(夏果)/桃/スイカ/メロン(国産)/ブルーベリー /ぶどう など
🌿 今回使用する7月の旬食材
- ズッキーニ:6〜8月が旬の中心。カリウム・ビタミンC・β-カロテンを含む夏野菜
- オクラ:6〜8月が旬の中心。ネバネバ成分(ペクチンなどの水溶性食物繊維)・食物繊維・カリウムを含む
- トマト:夏が盛り。リコピン・ビタミンC・カリウムを含む夏の定番野菜
- スズキ:夏が旬の白身魚。高たんぱく・低脂肪で、ビタミンD・DHA・EPAも含む
- いちじく:夏果は6〜7月が出始め、8〜9月に本格的な旬を迎える。食物繊維・カリウムを含む甘みのある果実
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ズッキーニと豚しゃぶのサラダ
(さっぱりごまだれで食欲を呼び覚ます一皿)
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⚫︎ 旬の食材:ズッキーニ
🌟 料理の特長
薄切りにして軽く塩もみしたズッキーニと、さっとゆでた豚しゃぶ肉を合わせ、ごまだれで和えるサラダです。火を使う工程が少なく、短時間で仕上げられるため、暑い夏の昼ごはんにもストレスなく作れます。ズッキーニのみずみずしい食感と豚肉のうま味が、ごまだれの風味でまとまる、シンプルながら満足感のある主菜サラダです。
📊 栄養ポイント
ズッキーニ(生・可食部100gあたり)はエネルギー約16kcal・カリウム320mg・ビタミンC約20mg・β-カロテン当量約320µgを含みます。
豚もも肉(薄切り・生・100gあたり)はたんぱく質約20.5g・ビタミンB1約0.9mgを含む良質なたんぱく源です。
ごまには脂溶性の栄養素(ビタミンE等)が含まれており、β-カロテンなど脂溶性成分の吸収を助けるとされています。
💚健康メリット
豚肉に豊富なビタミンB1は、糖質をエネルギーに変換する際に必要な栄養素で、夏の疲れが気になる時期に意識して摂りたい成分のひとつです。ズッキーニのカリウム(100gあたり320mg)は体内の余分なナトリウムの排出を助けるとされており、塩分が気になる方にも取り入れやすい食材です。豚しゃぶはゆでることで余分な脂が落ち、さっぱりと食べやすく仕上がります。
🛒 食材・材料(2人分)
- ズッキーニ 1本(約200g)
- 豚もも肉(しゃぶしゃぶ用薄切り) 150g
- 塩 少々(ズッキーニの塩もみ用)
- レタスまたは水菜 適量(土台用)
【ごまだれ】
- 白練りごま 大さじ1
- しょうゆ 大さじ1
- 酢 大さじ1
- みりん 小さじ2
- ごま油 小さじ1
- おろしにんにく 少々(お好みで)
👩🍳 作り方
1. ズッキーニは縦半分に切り、斜め薄切り(2〜3mm厚さ)にする。塩少々をまぶして5分おき、しんなりしたら水気をしっかりしぼる。
2. 鍋に湯を沸かし、豚肉を1〜2枚ずつ広げながら入れ、色が変わるまでゆでる(目安:30秒〜1分)。ゆですぎると硬くなるため、白くなったら引き上げ、ざるに広げて粗熱を取る。
3. ごまだれの材料をよく混ぜ合わせる。
4. 器にレタスや水菜を敷き、ズッキーニと豚しゃぶを盛り合わせ、ごまだれをかけて完成。
💡 コツ
ズッキーニは塩もみしてしっかり水気をしぼることで、だれが薄まらず、ごまだれがよく絡みます。豚肉はゆでたら重ならないようにざるに広げて冷ますと、蒸れて水分が出るのを防げます。ごまだれは酢を効かせることで、さっぱりとした仕上がりになり、食欲が落ちやすい夏の昼ごはんにも食べやすくなります。
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トマト・オクラ・蒸し鶏のぶっかけそうめん
(夏野菜のネバとろ×たんぱく質で昼を整える一杯)
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⚫︎ 旬の食材:トマト・オクラ
🌟 料理の特長
そうめんに、刻んだオクラのネバネバと完熟トマトの酸み・うま味、電子レンジで手軽に作れる蒸し鶏をトッピングした、具だくさんのぶっかけそうめんです。「そうめんだけ」になりがちな昼ごはんに、野菜とたんぱく質をプラスすることで、栄養バランスが整います。冷たいめんつゆをかけるだけで完成するため、火を使う手間も最小限です。
📊 栄養ポイント
オクラ(生・可食部100gあたり)はカリウム・生:260mg、ゆで:280mg・食物繊維5.0g(水溶性1.4g・不溶性3.6g)・カルシウム92mgを含みます。
トマト(赤色・生・100gあたり)はリコピン(カロテノイドの一種)・カリウム約210mg・ビタミンCを含みます。
蒸し鶏(鶏むね肉)はたんぱく質が豊富で、100gあたり約23gのたんぱく質を摂ることができます。
💚健康メリット
オクラのネバネバ成分(ペクチンなどの水溶性食物繊維)が含まれており、食後の血糖値の急激な上昇を緩やかにするはたらきが期待されています。また、食物繊維5.0g(100gあたり)は腸内環境の改善をやさしくサポートします。鶏むね肉の良質なたんぱく質は、加齢とともに気になる筋肉量の低下の予防に役立てやすい食材です。トマトのリコピンはオリーブ油などの脂質と一緒に摂ることで吸収されやすくなるとされているため、少量のオリーブ油をかけてもよいでしょう。
🛒 食材・材料(2人分)
- そうめん(乾麺) 2束(約100g)
- オクラ 6本(約60g)
- トマト(中) 1個(約150g)
- 鶏むね肉(皮なし) 150g
- 酒 大さじ1(蒸し鶏用)
- 塩 少々(蒸し鶏用)
- めんつゆ(2倍濃縮) 適量(表記に従い希釈して使用)
- 氷水 適量
- 白ごま・しそ(千切り) お好みで
👩🍳 作り方
1. 【蒸し鶏を作る】鶏むね肉に酒と塩をまぶし、耐熱皿にのせてラップをふんわりとかけ、電子レンジ600Wで片面2分ずつ、合計4分(途中で裏返す)。中心部まで白くなっていることを確認し、火が通っていない場合は30秒ずつ追加加熱してください。
串や爪楊枝を刺して透明な汁が出れば火が通っているサイン。粗熱が取れたら手や包丁でほぐす。
2. オクラはさっと塩ゆで(沸騰した湯に塩少々を加えて1〜2分)し、冷水に取って冷ます。小口切りにする。
3. トマトは一口大に切る。
4. そうめんを表示通りにゆで、流水でよく洗い、氷水で締める。水気を切って器に盛る。
5. 蒸し鶏・オクラ・トマトをのせ、希釈しためんつゆをかけ、白ごまやしそを添えて完成。
💡 コツ
蒸し鶏は加熱後すぐに開けず、ラップをしたまま2〜3分蒸らすと、余熱でじっくり火が通り、しっとりと仕上がります。加熱が足りない場合は30秒ずつ追加加熱してください。オクラは塩ゆで後に冷水にさらすことで、鮮やかな緑色が保たれます。そうめんは氷水でしっかり締めると、めんがのびにくくなります。
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スズキの香草焼き
(白身魚×ハーブで上品に仕上げる、ごちそう昼ごはん)
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⚫︎ 旬の食材:スズキ
🌟 料理の特長
夏が旬のスズキの切り身に、オリーブ油・にんにく・乾燥ハーブ(バジルまたはタイム・パセリなど)を合わせたマリネ液をまとわせ、フライパンで焼き上げる一品です。レモンを絞るとさらに爽やかに仕上がり、夏の昼ごはんにもさっぱりと食べられます。魚料理は難しいイメージがありますが、切り身を使えばスケールダウンでき、フライパン一枚で完成します。
📊 栄養ポイント
スズキ(生・可食部100gあたり)はエネルギー約113kcal・たんぱく質19.8g・脂質4.2g、ビタミンD 10.0µgを含む白身魚です。EPA約300mg・DHA約400mgも含まれています。
オリーブ油に含まれるオレイン酸(一価不飽和脂肪酸)は、脂溶性のビタミンD等の吸収をサポートします。
💚健康メリット
スズキはたんぱく質が豊富(100gあたり約19.8g)で、脂質は比較的少なめの白身魚です。ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、骨の形成を促すはたらきがあるとされており、骨粗しょう症の予防という観点から50代以降の方に意識して摂ってほしい栄養素のひとつです。DHA・EPAは血中の中性脂肪や血液の状態に関わることが知られています。消化が良く、胃もたれしにくい白身魚は、食欲が落ちがちな夏にも取り入れやすい食材です。
🛒 食材・材料(2人分)
- スズキの切り身 2切れ(計約240g)
- 塩・こしょう 少々
- オリーブ油 大さじ1
- にんにく(すりおろしまたはみじん切り) 1/2片分
- 乾燥バジル 小さじ1/2(またはドライタイム・パセリなどお好みのハーブ)
- レモン(くし切り) 適量
- ミニトマト 4〜6個(添え野菜として)
👩🍳 作り方
1. スズキの切り身のキッチンペーパーで水気をしっかり拭き取り、両面に塩・こしょうを薄くふる。
2. オリーブ油・すりおろしにんにく・乾燥ハーブを混ぜ合わせ、スズキの両面に塗って10〜15分なじませる。
3. フライパンを中火で熱し、スズキを皮目を下にして並べ入れる。蓋をして弱めの中火で3〜4分焼く。
4. 裏返して蓋をせず、さらに2〜3分焼く。身の中心まで白くなり、串を刺してみて熱が通っていることを確認する。
5. 器に盛り、ミニトマトを添え、レモンを絞って食べる。
💡 コツ
スズキの水気をしっかり拭き取ることが、皮をパリッと焼き上げるための第一歩です。皮目から焼くことで、形が崩れにくくなります。ハーブは乾燥タイプのものでも十分に香りが出ますが、生のバジルやパセリがあれば仕上げに散らすと、より香りが引き立ちます。焼きすぎると身がパサつくため、裏返してからは様子を見ながら加熱時間を調整してください。
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いちじくの白あえ
(甘みある果実と豆腐の上品なデザート副菜)
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⚫︎ 旬の食材:いちじく(夏果)
🌟 料理の特長
いちじくの自然な甘みと豆腐のまろやかさを白あえに仕立てた、デザートにもなる副菜です。火を使わず、混ぜるだけで完成するため、暑い日でも気軽に作れます。淡い色合いが涼しげで、昼ごはんの最後にそっと添えると、食卓に季節感と上品さが生まれます。いちじくは秋果(8〜9月)が最も多く流通しますが、夏果として7月頃から少量出回るものも手に入ります。
📊 栄養ポイント
いちじく(生・可食部100gあたり)はエネルギー約57kcal・カリウム170mg・カルシウム26mg・食物繊維1.9g(水溶性0.7g・不溶性1.2g)を含みます。
木綿豆腐は植物性たんぱく質を含み(100gあたり約7g前後)、白あえの衣となる豆腐にも栄養があります。
白練りごまにはビタミンE・カルシウム・不飽和脂肪酸が含まれています。
💚健康メリット
いちじくに含まれる水溶性食物繊維(ペクチン)は、腸内環境の改善や食後の血糖値の急激な上昇を緩やかにするはたらきが期待されています。豆腐の植物性たんぱく質は消化が良く、胃もたれしにくいため、夏に摂りやすいたんぱく源です。カリウムは体内の余分なナトリウムの排出を助けるとされており、塩分が気になる方にも取り入れやすい組み合わせです。砂糖の量を加減することで、甘さを控えめにアレンジすることもできます。
🛒 食材・材料(2人分)
- いちじく(生) 2〜3個(約150〜180g)
- 木綿豆腐 1/2丁(約150g)
- 白練りごま 大さじ1
- 砂糖(または三温糖) 小さじ2(お好みで調整)
- 薄口しょうゆ 小さじ1/2
- 塩 少々
👩🍳 作り方
1. 木綿豆腐はキッチンペーパーで包み、重しをのせて20〜30分水切りする(急ぐ場合は電子レンジ600Wで1〜2分加熱して水気を抜く)。
2. 水切りした豆腐をボウルに入れ、なめらかになるまでよく混ぜる(すり鉢があれば使うと滑らか)。
3. 白練りごま・砂糖・薄口しょうゆ・塩を加えてさらに混ぜ、白あえの衣を作る。
4. いちじくは皮をむき、一口大(くし切りまたは半月切り)に切る。
5. いちじくを衣にやさしく混ぜ合わせ、器に盛って完成。冷蔵庫で少し冷やすと食べやすくなります。
💡 コツ
豆腐はしっかり水切りすることが、仕上がりのキメの決め手です。水気が多いまま和えると衣が水っぽくなってしまいます。いちじくは皮をむいてから和えることで、口当たりがよくなります。砂糖は少量から加え、いちじくの甘みに合わせて調整するとよいでしょう。作ってすぐよりも、10〜15分冷蔵庫で冷やしたほうが味がなじんで美味しくなります。いちじくは変色しやすいため、食べる直前に仕上げることをおすすめします。
まとめ
今回の4品は、それぞれ異なる夏の旬食材とたんぱく質を組み合わせたレシピです。ズッキーニ+豚しゃぶ、オクラ・トマト+蒸し鶏、スズキのハーブ焼き、そしていちじくの白あえ。どれもシンプルな作り方ですが、夏野菜の栄養とたんぱく質をバランスよく摂ることができます。
「そうめんだけ」で終わらせない昼ごはんといっても、難しく考える必要はありません。一品だけプラスする、または具材をのせるだけでも、食卓の栄養バランスは少しずつ変わっていきます。旬の食材は価格が安定しており、味も充実している時期です。今週の昼ごはんに、季節の恵みをひと品加えるところから始めてみましょう。
【注意事項】
本記事に記載の栄養成分数値は、文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をはじめとする公的機関・信頼できる情報源に基づいています。数値は可食部100gあたりの目安であり、食材の産地・品種・収穫時期・調理方法等によって異なる場合があります。
本記事は一般的な栄養・調理情報の提供を目的としており、特定の疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。特定の栄養素や食材について「効果がある」と断言するものではなく、個人の体質・体調によって感じ方は異なります。
持病をお持ちの方、お薬を服用中の方、食物アレルギーのある方、食事制限がある方は、本記事の内容を実践する前に、必ず主治医・管理栄養士等の専門家にご相談ください。
食中毒予防のため、食材は新鮮なものを使用し、肉・魚は中心部まで十分に加熱してください。調理後の料理は早めに食べ、保存する場合は粗熱を取ってから冷蔵庫に入れ、保存目安内にお召し上がりください。
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