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銀行預金で暗号資産がもらえる時代に!? 身近になってきた「デジタルのお金」の今

投資 Jun 29, 2026

はじめに
「暗号資産(仮想通貨)は難しそう」
「リスクが高くて怖い」
そう感じている方も多いのではないでしょうか。

ところが2026年6月、暗号資産をめぐるニュースでは、ぐっと身近に感じられる内容が相次ぎました。
銀行に預けるだけでビットコインと交換できるサービスが登場し、駅直結の商業施設に暗号資産のATMが設置され、世界的な著名投資家が「価格が下がったら買う」と公言しています。
今月の5つのニュースを通じて、暗号資産の「今」をわかりやすくお伝えします。

【ニュース①】
「金・銀・ビットコイン・イーサリアムを、下がった時に買う」——著名投資家キヨサキ氏が発言


世界的ベストセラー著者が語る「価格より文脈を見よ」という投資哲学

『金持ち父さん 貧乏父さん』の著者として知られる著名投資家・ロバート・キヨサキ氏が2026年6月20日、自身のX(旧Twitter)に投稿し、「金・銀・ビットコイン・イーサリアムの価格が下落から反転した時点で買いを入れるつもりだ」と述べました(CoinPost報道)。

キヨサキ氏は「私は、価格ではなく、その資産を取り巻く文脈や環境を理解することを学んできた」と語り、今いくらかという数字だけを追いかけるのではなく、政治・経済の動向を読みながら判断するという姿勢を示しています。また「私の言うことを鵜呑みにしないように」ともフォロワーへ呼びかけており、あくまでも個人の投資スタンスとして語っている点には留意が必要です。その背景には、インフレや国家債務の膨張によって現金の購買力が低下するリスクへの懸念があり、現金以外の「実物資産」への分散を一貫して推奨してきました。

中高年の方への参考として大切なのは、「著名人の発言はあくまでひとつの意見」という点です。どんな資産も価格は上下し、将来の値動きを正確に予測することは誰にもできません。情報として参考にしながら、自分自身で判断することが重要です。


【ニュース②】

米企業「ストラテジー」が3週連続でビットコインを買い増し——累計保有額8.8兆円相当


世界最大のビットコイン保有企業が示す「長期保有」という戦略

米国の企業「ストラテジー(旧MicroStrategy)」が2026年6月22日、米国証券取引委員会(SEC)への開示を通じ、6月15日から21日にかけて520BTC(約3,490万ドル)を取得したと発表しました(CoinPost報道)。3週連続の買い増しとなります。

今回の取得単価は1BTCあたり平均67,068ドル。この購入により同社の累計ビットコイン保有量は847,363BTC(8.8兆円相当)に達し、累計投資額は約640億ドルとなっています。同社はビットコインを「デジタルゴールド(金)」と位置づけ、短期的な価格変動に左右されず長期的に保有し続ける戦略を採用しています。累計の平均取得単価(約75,651ドル)を現在の購入単価(約67,068ドル)が下回る局面でも買い続けていることは、その姿勢をよく表しています。

規模や戦略こそ異なりますが、「価格が下がっても定期的に少額ずつ買い続ける」積み立て投資の考え方は、中高年の方にも参考になる視点です。ただし、あくまで一企業の方針であり、ビットコインの価格が今後どうなるかを保証するものではありません。


【ニュース③】

企業年金基金が暗号資産に投資へ——「プロの運用」が語る市場の成熟


全国1,200社が加入する年金基金が、2026年度中に暗号資産へ

約1,200の中小企業が加入する「全国ビジネス企業年金基金」(岡山市)が、2026年度内に仮想通貨投資を開始する方針であることが、日本経済新聞の報道をもとにCoinPostが伝えています。国内の企業年金基金が暗号資産に投資するのは珍しい事例として注目されています。

運用資産全体(約213億円)の約1%を、大手ヘッジファンドが運用する複数の暗号資産を組み入れたパッシブ型ファンドへ投資する計画です。同基金の木口愛友・運用執行理事は、ドルについて「基軸通貨としての性質が薄らぐ可能性がある」と述べ、通貨リスク分散の観点からビットコインを位置づけています。また、約6年にわたる調査を経て「マーケットが成熟してきた」と判断したとも語っています。

これはプロの運用担当者が長期間調査を重ね、ポートフォリオのごく一部(約1%)に組み込むという、慎重で合理的なアプローチです。中高年の方にとってこのニュースが示すのは、「暗号資産は機関投資家レベルでもリスク管理手段のひとつとして活用され始めている」という事実です。ただし、暗号資産は価格変動が非常に大きく、元本割れのリスクがある点は必ず念頭に置いてください。


【ニュース④】

SBI新生銀行が「預けるだけで暗号資産がもらえる」新サービスを発表


普通の銀行預金が、暗号資産への入り口に

大手銀行グループのSBI新生銀行が、銀行預金の利息の一部を暗号資産として受け取れる新サービスを始めることを、日本経済新聞が報じ、Cointelegraph Japanが伝えました(2026年6月)。

円建て預金への通常利息に加え、その利払い額の20%相当を「暗号資産交換券」として受け取れる仕組みで、ビットコイン(BTC)・イーサ(ETH)・XRPの3種類と交換できます。利用にはSBIグループの「SBI VCトレード」への口座開設が必要で、対象は普通預金のほか3カ月から5年の定期預金が見込まれています。本格展開に先立って3カ月間のキャンペーンが実施される予定で、同行は2026年秋をめどに常設サービスとして展開する方針です。

「自分で暗号資産を買いに行かなくても、いつもの銀行預金を通じてデジタル資産に触れられる」という点は、中高年の方にとって最初のハードルを大きく下げるサービスといえます。ただし、交換した暗号資産の価値は市場価格によって変動します。利息の一部として受け取るものであり、「元本が増える」という性質のものではない点はしっかりと理解しておく必要があります。


【ニュース⑤】

大阪・天王寺の駅直結商業施設に「暗号資産ATM」が登場


買う・売る・現金に戻す——ショッピングついでに仮想通貨が使える時代へ

暗号資産ATMネットワークを展開するCOINHUB(コインハブ)株式会社が2026年6月18日、JR西日本SC開発株式会社と合意し、大阪市天王寺区の商業施設「天王寺ミオ」(JR天王寺駅直結)に西日本初となる仮想通貨ATMを設置すると発表しました(CoinPost報道)。

設置場所は天王寺ミオ・プラザ館2Fの予定で、「現金で暗号資産を購入すること」と、「保有している暗号資産を売却してその場で現金を引き出すこと」の双方向取引が可能です。操作は銀行ATMに近いタッチスクリーン方式を採用しており、暗号資産が初めての方でも使いやすい設計となっています。COINHUBは金融庁に登録済みの仮想通貨交換業者であり、厳格な本人確認(KYC)・マネーロンダリング防止(AML)基準に対応しています。同社は将来的に3,000台規模のネットワーク構築を目指しているとしています。

「いつか試してみたい」と思っていた中高年の方にとって、日常の買い物ついでに立ち寄れる環境が整いつつあることは注目に値します。ただし、購入時の手数料体系など詳細はご利用前に必ずご確認ください。購入した暗号資産の価格は変動し、元本は保証されません。


まとめ

今月の5つのニュースから見えてくるのは、暗号資産が「特別なもの」から「身近なもの」へと着実に変化しているという流れです。
SBI新生銀行の新サービスは銀行預金という日常の延長線上に、天王寺ミオの暗号資産ATMは生活の場に、それぞれ暗号資産への入り口を作る取り組みです。全国1,200社が加入する企業年金基金の参入やストラテジーの継続的な買い増しは、機関投資家レベルでも暗号資産が運用の選択肢として真剣に検討されていることを示しています。そしてキヨサキ氏の発言は、個人投資家が長期的な視野で資産のあり方を考えるきっかけを与えてくれます。

とはいえ、暗号資産への投資には価格変動リスクが伴います。「話題になっているから」「著名人が言っていたから」という理由だけで判断せず、まずは正しい知識を身につけ、余裕資金の範囲内で少額から、というスタンスを大切にしてください。


【注意事項】
本記事は、Cointelegraph Japan(https://cointelegraph.jp/)およびCoinPost(https://coinpost.jp/)に2026年6月中に掲載されたニュースをもとに、一般的な情報提供を目的として作成したものです。
本記事は特定の金融商品・サービスへの投資・利用を推奨・勧誘するものではありません。暗号資産(仮想通貨)は価格の変動幅が大きく、投資元本が保証されていない金融商品です。
投資にあたってはご自身の判断と責任において行ってください。記事に登場する個人・企業の発言・行動は、将来の値動きや収益を約束・保証するものではありません。
本記事の内容は情報提供のみを目的としており、税務・法律・投資に関する個別のアドバイスではありません。具体的なご相談は、税理士・金融商品取引業者・弁護士などの専門家にお問い合わせください。


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ステーブルコインとは何か? ビットコインとどう違う? 初心者向けにやさしく整理
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