投資詐欺の実例〜こんな手口に注意!SNS投資詐欺の見抜き方〜
Apr 06, 2026
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SNSやメッセージアプリでこんな言葉を受け取ったことはありませんか?
近年、SNSを入口にした投資詐欺が急増しています。
警察庁のデータによると、2025年(令和7年)に認知されたSNS型投資詐欺の件数は9,538件(前年比+48.7%)、被害総額は約1,274億7,000万円(前年比+46.3%)にのぼります。また、特殊詐欺・SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺をあわせた2025年の年間被害総額は約3,241億円(暫定値)と過去最悪を更新しました(2026年2月・警察庁発表)。
なお、比較参考として直前の2024年(令和6年)のSNS型投資詐欺の認知件数は6,413件(前年比+182.4%)、被害総額は約871億1,000万円(前年比+213.4%)であり、ここ数年で急速に拡大していることがわかります。
そして、2025年(令和7年)のデータでは被害者の約75.5%が40〜60代というデータもあります。
つまり、中高年層が最も狙われているのです。
今回は、実際にどんな手口が使われているのか、そして詐欺を見抜くためのポイントを、具体的な事例と一緒に紹介します。

よくある手口:3つのパターン
① 「著名人なりすまし」型
有名な経済評論家や投資家、芸能人を装ったSNSアカウントが突然フォローしてきたり、「特別なグループに招待します」とDMを送ってきます。プロフィール写真は本人と酷似しており、一見すると本物に見えます。
メッセージでは「今だけの特別案件」「少額から始められる」などと誘い、LINEグループやチャット画面上で「利益が出ている」ように見せる偽の画面(スクリーンショット)を共有します。
実際には、最初は少額の「返金」をして信頼させ、後に大口の送金を促すのが典型的な流れです。
② 「恋愛・友人関係」型(ロマンス詐欺)
マッチングアプリやSNSで知り合い、数週間〜数ヶ月かけて信頼関係を築いてから投資話を持ちかけます。「自分も使っていてとても儲かった」と勧めてくるため、疑いにくいのが特徴です。
60代の女性が「海外在住の男性」と知り合い、勧められた「仮想通貨プラットフォーム」に送金を繰り返した結果、約2,500万円の被害に遭ったという事例も報告されています(警察庁・消費者庁の報告より)。
③ 「セミナー・勉強会」型
「無料の投資セミナー」「副業体験会」への参加を促し、会場または動画で巧みに不安を煽りながら高額な教材や会員権の購入を迫ります。
「今日入会すれば割引」「この機会を逃すと損をする」といった言葉でその場での決断を求めてくるのが特徴です。
50代の男性が「絶対儲かる手法」と説明を受けて契約し、約1,300万円を失ったという事例も報告されています。

詐欺を見抜く5つのチェックポイント
以下のうち1つでも当てはまったら、一度立ち止まって確認してください。
① 「必ず儲かる」「元本保証」という言葉がある
→ 法律(金融商品取引法第38条等)上、元本保証をうたうことや「必ず儲かる」などの断定的な表現で勧誘することは禁止されています。こうした文言は詐欺のサインです。
② 急かされる、今すぐ決断を求められる
→ 「今だけ」「残りわずか」「このチャンスを逃したら終わり」といった言葉で焦らせるのは典型的な手口です。
③ 金融庁の登録が確認できない
→ 日本で正規に金融商品の販売・勧誘を行うには、金融庁への登録が必要です。金融庁の登録業者一覧で必ず確認しましょう。
金融庁「金融商品取引業者等登録一覧」
https://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyo.html
④ 個人のSNSや非公式のアプリだけでやり取りする
→ 正規の金融機関は、LINEだけで契約を完結させるようなことはしません。
⑤ 「有名人もやっている」「芸能人も推薦」などと言われる
→ 著名人の画像や名前を無断で使用しているケースが多く、本人とは無関係なことがほとんどです。

もし被害に遭ったと思ったら
「まさか自分が…」と思うかもしれませんが、詐欺師はプロです。騙されてしまっても、恥ずかしいことではありません。
早めに相談することが最も重要です。
消費者ホットライン「188」(いやや):最寄りの消費生活センターにつながります
警察相談専用電話「#9110」:詐欺被害の相談窓口
金融庁 金融サービス利用者相談室:0570-016-811(IP電話からは 03-5251-6811、平日10:00〜17:00)
振り込んだ直後であれば、銀行への「犯罪利用預金口座等に係る資金による被害回復分配金の支払等に関する法律(振り込め詐欺救済法)」に基づく取引停止の依頼が有効な場合もあります。
一人で抱え込まず、すぐに相談することをおすすめします。
預金保険機構「振り込め詐欺救済法 Q&A」
https://furikomesagi.dic.go.jp/qa.html
まとめ
SNS投資詐欺は、「よく知っている」人が被害に遭います。情報リテラシーの高い方でも、関係性が構築された後では判断が難しくなることがあります。
大切なのは、「おいしい話には必ず裏がある」という原則を忘れないこと。
そして、少しでも不審に感じたら一人で判断せず、まず相談することです。
【注意事項】
本記事は2026年3月時点の情報に基づく一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品・サービスへの投資を推奨するものではありません。また、本記事は投資助言・金融商品取引業の行為に該当するものではなく、個別の投資判断・運用について責任を負うものではありません。
投資に関する判断は、ご自身の責任において行ってください。
金融商品への投資には元本割れリスクを含む様々なリスクが伴います。
不審な勧誘を受けた場合や、被害に遭われた場合は、消費者ホットライン(188)または警察相談専用電話(#9110)にご相談ください。
詐欺被害の疑いがある場合は、早めに金融機関・警察・消費生活センターにご連絡されることをおすすめします。
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