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梅雨の部屋干し・除湿・洗濯代を見直す ジメジメ季節の"地味な出費"削減術

節約 Jun 16, 2026

梅雨の時期、毎日のように繰り返す洗濯と部屋干し。
「洗濯物が乾かない」
「生乾き臭が気になる」
「電気代が上がった気がする」
そんな悩みは、実は節約のヒントが詰まっています。

今回は日本各地でジメジメが続く梅雨の季節に、すぐに実践できる洗濯・除湿コスト削減術をまとめました。


梅雨時期の"見えない出費"を知る

梅雨の時期になると、エアコンや除湿機を長時間稼働させたり、浴室乾燥機をフル活用したりする機会が増えます。こうした習慣の積み重ねが、毎月の光熱費を静かに押し上げます。

たとえば浴室乾燥機は、1時間あたりの電気代の目安が約37〜62円とされています(電力量料金単価31円/kWhで試算、機種により異なります)。毎日3時間使えば、1か月あたり約3,330〜5,580円程度がかかる計算になります。一方、除湿機(コンプレッサー式・消費電力175W目安)なら1時間あたり約5.43円、1か月(1日8時間使用)で約1,302円程度と、浴室乾燥機より大幅に抑えられます。

こうした差を正しく把握することが、無駄な出費を削る第一歩です。


除湿機の種類で電気代が変わる

除湿機には主に「コンプレッサー式」「デシカント式」「ハイブリッド式」の3種類があり、それぞれ電気代が異なります。

コンプレッサー式は空気を冷やして除湿する仕組みで、消費電力の目安は約175W、1時間あたり約5.43円と比較的省エネです。ただし気温が低い環境では除湿能力が低下する特性があります。梅雨から夏にかけての高温多湿の時期に最も適しています。

デシカント式はヒーターで空気を温めて除湿するため、冬場でも安定して使えますが、消費電力が約285W・1時間あたり約8.84円と高めです。梅雨の時期に長時間使い続けると電気代がかさみやすいため、注意が必要です。

ハイブリッド式は両方の方式を組み合わせたもので、消費電力約165W・1時間あたり約5.12円と3種類の中でも最も省エネ性が高い傾向があります。季節を問わず使えるため、長期的なコストを重視する方に向いています。

梅雨の時期に限って使うのであれば、コンプレッサー式が最もコストパフォーマンスに優れた選択肢となるでしょう。
また、除湿機のフィルターについても同様で、2週間に1回程度、掃除機でほこりを吸い取ることが節約につながります。


エアコンの除湿機能との比較

「エアコンの除湿ボタンを押せばいいのでは?」と思う方も多いかもしれません。
エアコンの除湿機能には、大きく「弱冷房除湿(一般的なドライモード)」と「再熱除湿」の2種類があり、電気代が大きく異なります。

弱冷房除湿(ドライ)は、冷房より弱い出力で空気を冷やして湿気を取り除く方式で、消費電力は冷房より小さく、1時間あたりの電気代は約4〜8円程度が目安です(機種・室温・設定により異なります)。
再熱除湿は、いったん冷やした空気を再び温めて吹き出す方式で、快適性は高い反面、消費電力は冷房と同程度かそれ以上になり、1時間あたり約14〜34円程度かかる場合があります。

一般的に、エアコンの「ドライ」ボタンは弱冷房除湿を指すことが多く、その場合は除湿機(コンプレッサー式)の約5.43円と比べても大きな差はありません。ただし、使用機種が再熱除湿方式かどうかは、取扱説明書やメーカーの仕様でご確認ください。

東京・大阪・名古屋・福岡といった大都市圏はいずれも梅雨時期の湿度が高く、長時間の除湿が必要になります。湿度が非常に高いときにエアコンで素早く下げ、その後は除湿機に切り替えるという「使い分け」が、コストを抑えながら快適な室内環境を維持するうえで効果的です。


洗濯そのものの電気代・水道代を見直す

洗濯機を1回まわすだけの電気代は2〜3円程度(縦型で約3.41円/ドラム式ヒートポンプ式で約2.33円・目安)と実は少額です。しかし、洗濯と乾燥をまとめて行う場合は大きく異なります。縦型洗濯乾燥機で乾燥まで行うと1回あたり約68円、ドラム式(ヒートポンプ式)でも約27円程度かかります。毎日1回乾燥まで使えば、月約1,230円前後の差が生まれます。

水道代については、縦型洗濯機1回あたり約30円、ドラム式で約22円程度が目安です(水道代単価262円/㎥・一般社団法人日本電機工業会調べ)。1日1回・30日間で縦型では月約900円の水道代がかかる計算です。


今日からできる4つの節約アクション

① まとめ洗いで回数を減らす
少ない量でこまめに洗濯するより、洗濯槽の7〜8割程度をまとめて洗うほうが電気代・水道代ともに節約になります。資源エネルギー庁の情報によると、定格容量の4割で毎日洗うよりも8割程度でまとめ洗いした場合、年間で約180円の省エネ・約4,360円の節水になるとされています。ただし、洗濯物を詰め込みすぎると洗浄力が落ちるため、7〜8割を目安にしましょう。

② 洗剤の量を適量に守る
「多めに入れると汚れが落ちる」と思いがちですが、洗剤を入れすぎるとすすぎに余計な時間と水が必要になり、電気代・水道代が増加します。洗剤のパッケージに記載された適量を守ることが、コスト削減と洗濯物の品質維持につながります。

③ サーキュレーターと除湿機を組み合わせる
除湿機だけを稼働させるよりも、サーキュレーター(扇風機でも可)と組み合わせるほうが空気が循環し、洗濯物の周囲にたまった湿気が効率よく拡散されます。乾燥時間が短縮されることで、除湿機の稼働時間も短くなり、全体のコストを抑えることができます。除湿機は洗濯物の下または正面に、サーキュレーターは洗濯物に向けて風を当てるように配置するのが効果的です。

④ 洗濯後5時間以内に乾かすことを意識する
部屋干しの生乾き臭の主な原因は「モラクセラ菌」と呼ばれる細菌の繁殖です。この菌は洗濯物が湿った状態のまま時間が経つことで増殖します。洗濯後はできるだけ速やかに干し、5時間以内を目安に乾かしきることを意識すると、臭い対策になるだけでなく、再洗濯の手間やコストも省けます。


洗濯機のメンテナンスで節約につなげる

梅雨の時期は洗濯頻度が上がるため、洗濯槽内に湿気やカビが発生しやすくなります。洗濯槽の汚れはそのまま洗濯物の臭いや再汚染の原因となり、二度洗いの手間とコストを生みます。

洗濯槽の掃除は月1回を目安に、市販の洗濯槽クリーナーを使って行いましょう。また、糸くずフィルターは、縦型洗濯機の場合は洗濯のたびに毎回、ドラム式洗濯機の場合は週1回を目安に確認・清掃することが各メーカーに推奨されています。フィルターが詰まると排水効率が落ち、乾燥機能がある機種では乾燥時間が長くなり余分な電気代がかかります。

浴室乾燥機の賢い使い方

すでに浴室乾燥機が自宅に設置されている場合、無理に使用をやめる必要はありません。ただし、電気代がかかりやすい設備であることを意識したうえで、使い方を工夫することが大切です。
浴室乾燥機は1時間あたり約37〜62円かかりますが、洗濯物を干す前に軽く脱水を長めにかける(2回脱水を試みる)ことで、洗濯物に残る水分量を減らし、乾燥時間を短縮することが可能です。乾燥時間が短くなれば、電気代もその分抑えられます。

また、浴室乾燥機を使う際は扉を閉め切った状態で稼働させるほうが、閉じた空間に熱風が集中して効率よく乾かすことができます。


まとめ

梅雨の時期にかさみがちな洗濯・除湿コストは、少しの工夫で着実に抑えることができます。今回ご紹介した内容を振り返ると、除湿機の種類選びと稼働方法の見直し、洗濯の「まとめ洗い」と適切な洗剤量の管理、サーキュレーターとの組み合わせによる乾燥効率アップ、洗濯機・除湿機のこまめなメンテナンスなど、どれも今月から実践できるものばかりです。

まずは自宅の除湿方法と洗濯習慣を一度見直し、できることから始めてみてください。毎日のジメジメした季節も、賢く対処すれば"地味な出費"を確実に減らすことができます。


【注意事項】
本記事に掲載している電気代・水道代などの数値は、一般的な目安として紹介しているものです。実際の費用は、お使いの機器のメーカー・機種・使用状況・契約している電力会社の料金プラン・地域の水道料金などによって異なります。また、電力料金単価については公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価(31円/kWh)を参照していますが、ご自身の契約内容とは異なる場合があります。

本記事の情報は、執筆時点(2026年6月)において収集した情報をもとに作成していますが、各種料金や製品仕様・推奨される使用方法等は変更される場合があります。最新の情報は各メーカーや電力会社、関係機関の公式情報をご確認ください。

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